エアフェスタ浜松

DATE : 04.10.03

航空自衛隊創立50周年の今シーズン、もう1つの大きな話題はアメリカ空軍のアクロバットチーム“サンダーバーズ”の来日です。予定では国内で5回のショーを行うことになっていましたが、9月15日の嘉手納は沖縄での米軍ヘリ墜落事故絡みでショー自体が中止、25・26日の百里は非公開の土曜日・航空祭の日曜日とも天候不良でフライト無し、30日の三沢の非公開ショーに至っては狙ったかのようにやって来た台風によって中止されてしまいました。そして最後のチャンスがこのエアフェスタ浜松だったのですが、高確率で雨の予報。日本列島が広く雲に覆われてるため小松のときのような天候回復も望めそうにないのですが、せめてバーズの機体を見るだけでも・・・と行ってきました。



いました!バーズのF-16です。

しかし天候は雨。芝生はぬかるみ、エプロンも全面水溜りの最悪コンディション。
風が無くてあまり体が冷えなかったのがせめてもの救い。


94年の三沢以来、10年ぶりに見るサンダーバーズ。この天気ではウォークダウンすら見られないだろうけど、こうして機体が見られただけでも良いか。先週の百里は基地にすら辿り付けなかったし・・・


オープニングフライトを行うT-4。雨にもかかわらずハイスピードローパスやタッチアンドゴーなど頑張ってくれました。


さすがにこの雨では救難訓練展示もできないようで、KV-107のデモフライトだけになってしまいました。


地上展示機。スペシャルマーキング入りE-767。オープニングでもフライトしていましたが、私は今年もバスの中からでした。


全面スペシャルマーキングのT-4。赤ドルフィン、青ドルフィン。


KV-107には救難飛行隊共通デザインのマーキング。


他基地からの特別塗装機は百里のRF-4と小牧のT-1のみ。T-1は855ではなく、今回初めて見る854。


予定の11:00になってもバーズは動く気配無し。しかし「天候回復を待っています」「皆様の前で飛行する準備をしています」とアナウンスがあり、11時半前にエンジンをかけてタキシング開始。


それから12時になってようやく離陸。結局三沢へ帰投するための離陸だけに終わってしまいましたが、僅かでも飛ぶ姿を見られたのはこの雨の中見に来た観客にとっては良かったでしょう。


ブルーの向こうにまだ残っているバーズの予備機F-16Cと複座のDが見えます。

雨は全く止む気配無し。午後のブルーも飛ばないだろうし、長居すると風邪をひきかねないのでここで撤収しました。
しかし5回もチャンスあったのに1回もショーができないなんて、あまりにも運が無さすぎですね・・・。 わざわざ太平洋越えてやって来たバーズの隊員も残念だったことでしょう。できればまた早いうちに再来日してくれることを願います。


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