嘉手納基地アメリカフェスト

DATE : 09.07.04

アメリカ空軍嘉手納基地で毎年独立記念日(7月4日)の時期に開催される基地開放“アメリカフェスト”。飛行展示が無いのと遠いのとで今まであまり行こうと思ったことがなかったのですが、今年5月から4ヶ月間F-22ラプターが3度目の暫定配備がされると知ったとき「ひょっとしてアメリカフェストで地上展示されたりしないかな…」と淡い期待をしながら遠征計画を立てました。しかし6月上旬に展示機リストが初めて公表されたときにはF-22は入っておらず、未だに機密性が高く海外では展示されたことの無い機体だけに公開されないのは当然だよなぁ・・・と思ってたところフェスト10日前になって“F-22も一般公開する”との驚きの発表が!



アメリカフェストは車での来場が基本のようで、セキュリティ的な理由で徒歩やバイクでの入場が認められていません。徒歩・バイクの人用にシャトルバスもあるにはあるけど利用しにくいので、自分もレンタカー借りて入場しました。ゲートのところでは何台かに1台抜き打ちでボンネットの中まで徹底的に調べられるようですが自分は素通りできました。
2本ある滑走路のうち1本(05L/23R)を閉鎖し、広大な駐車場として開放しているところがなんともアメリカ的。滑走路上を車で走る機会なんてなかなかないのでこれだけでも結構貴重な体験だったりします。


セキュリティチェックも厳しめ。特に大きなバッグの持ち込みが禁止されています。レーンは多いので待ち時間はそれほど長くはない。この日は降水確率50〜60%といった予報で確かに朝から雲は多かったものの、1日中雨が降ることは無く、むしろ時折晴れ間が見えると強い日が射し気温はかなり上昇しました。


セキュリティチェックを抜けて会場入り。おおっ、あそこに見えるのは!


F-22Aラプターの本物がすぐ目の前に!これが日本初(アメリカ国外初?)の地上での一般公開です。どのように展示されるかも興味のあるところでしたが、ロープ無しが基本の米軍展示機の中では唯一ロープが張られ、距離も沖縄の自衛隊機よりは遠めでしたが、本土の自衛隊基地祭では普通にある距離だし、制限されるかと思った写真撮影も自由。つまりごく普通の展示形態でした。


それでも機体のすぐ後ろにハンガーがあるような位置に置かれているため後ろに回りこんでエンジンノズルを見ることができないようにはされていました。


展示されていたのは1FW司令官機。左エアインテイク横には傘下の飛行隊のエンブレムが描かれています(ロービジ過ぎて見づらいですが)。


犬のお巡り(POLICE)さん。

気が付けば1時間近くもF-22に張り付いてました(^-^;)。では他の機体も。

2機並んだガンシップグレイのハーキュリーズ。


C-130系は区別ができないんですが・・・これはMC-130Pコンバットシャドウかな。機内にも入れるようになっていて、内装は黒がベース。こういうのにほとんど並ばず入れるのが沖縄のイベントの良いところ。コックピットへはちょっと待ち時間がありそうだったので(時間があまり無いので)諦めました。



こちらはMC-130HコンバットタロンII。FLIRやセンサー類があちこちに付いてるところがいかにも特殊作戦機って感じ。


こちらの内装はグレーが基調。



こちらのコックピットは待ち時間が短かそうだったので入ってきました。輸送機と言えどもコックピットに座った時のワクワク感は異常。

最初の3機に時間かけすぎたので駆け足でー。

海軍のP-3C。


日本の警官も立会いの下、銃器類が展示。



自衛隊機は一まとめにぐるっとロープで囲まれて展示されてました。F-4は前回までは那覇の302飛行隊からだったのでしょうが今回は新田原の301飛行隊。そして302飛行隊に替わって那覇に移ってきた204飛行隊のF-15JとT-4が展示されていました。F-2は築城から。


米軍機にはロープが張られてないので地上高の高いA-10は下を潜り放題。


F-16。烏山(OS)と三沢(WW)から。


このイーグル(85-0114)は機首左側に2機のMiG撃墜マークが入ったミグキラー。


群山のF-16。“竜”の文字の入った海兵隊のCH-46E。


ステージではバンド演奏なども行われていたのでしょうが見ている時間ありませんでした。夜の花火大会も見たいところでしたが、夜までに宮古島に渡らなければならないため会場を後にしました。それにしても天気良くなって良かったー。


会場去り際にもう1枚。ラプター展示されるならまた来たいな。


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